【DEX(Decentralized EXchange)とは】国内取引所(CEX9)との違いを解説

まず、DEXを語る前に「DeFi」という言葉は聞いたこはあるでしょうか?

DeFiは「Decentralized Finance」の略で「分散型金融」と言われています。

今、DeFiが暗号通貨の世界に旋風を巻き起こしている。

そんなDeFiとは一体何なのか、そして盛り上がりをみせるDEXとは何なのか解説します。

目次

1.次世代の金融サービスDeFiとは

DeFiはブロックチェーンネットワーク上に構築された金融システムです。

DeFiの特徴のひとつは、ブロックチェーン上で全ての取引が処理されるところです。

これまでの暗号通貨取引は、サービスを提供する会社が管理するDB上に記録される仕組みで、ブロックチェーン上では暗号資産の入出金だけが操作されていた。

なので、データベース上の処理は管理する業者しか見ることができませんでした。

一方、DeFiの処理はブロックチェーン上で行われるため、全ての取引記録がネット上で公開され、取引内容は全ての人が確認できる。

また、取引の関わる記録や実行は人の手を介さずブロックチェーン上で行われている。

更に、DeFiの各サービスは、ソースコードを公開しているため、システムの信頼性が高い。

これまでの金融サービスとは違い、非常に透明性が高くなっている。

また、DeFiの中で、「DEX」と呼ばれる暗号通貨取引所がある。

DEXとは「Decentralized EXchange」の略で「分散型暗号資産取引所」のことを言う。

DEXは利用者自らが資産を管理する仕組みになっていない。

例を挙げると、暗号通貨取引所や証券取引サービスを使うとき、取引の前に日本円を入金し、自身の資産を預け入れることが必要だが、DEXではまず自分の資産を預けるのではなく、取引を直接ユーザーのウォレットから行う。

そんな革新的な技術を取り入れた「DEX」に関して次は解説していく。

2.DEXとは?国内取引所と何が違うのか?

DEX(Decentralized Exchange:分散型取引所)とは、イーサリアムのスマートコントラクトを用いて設計されたP2P取引所になります。

大手の企業が運営している取引所ではなく、「スマートコントラクト」というブロックチェーン上のプログラムで管理された取引所を言います。

取引の売買から流動性の供給まで、全てのプロセスの殆どをスマートコントラクトで全自動的に処理されています。

前までのDEXはというと、指値が機能が働かなかったり、板が薄く取引できないなど、欠点が多くあり、ほとんどユーザーが利用していませんでした。

ですが、2019年後半から爆発的に成長を続け、現在は「月間取引量4,000億円以上」と成長を続けています。

CompoundやMakerDAOのように有力なDeFIが次々と出現したことで、市場インフラが整い、ますますユーザーが増えています。

また、レンディングプロトコルによる高金利が大変魅力的で、それによりユーザーがさらに増え、多くの流動性の確保に成功しました。

流動性が高まった事で、従来の中央集権型取引と変わらないトレード環境が出来上がりました。

3.CEXとDEXの違い

まずは簡単に、従来の取引所であるCEXとの比較を下記に記載したので御覧ください。

CEX(集権型取引所) DEX(分散型取引所)
手数料 Maker/Taker/Funding Makerに関してはかからない
流動性 複数のプロバイダー 個人、機関投資家等取引
取引 オーダーブック アグリゲート、プール
資産 取引所が保管 ユーザー自身で管理
KYC 身分証が必要 特に無し

DEXに関して分けるとすると2つに分類できます。

3-1.販売所形式のDEX( Curve、Uniswap、Balancer、Bancor)

これらのDEXは「AMM(Automated Market Maker)」に属します。下の画像はBalancerの取引画面になります。バランサーの管理画面バランサーの管理画面

板(Bid/Ask)は無く、固定のレートで取引する方式になっています。CEX(集権型取引所)は手数料(スプレッド)があり、それが運営会社に支払う取引手数料となっています。

反対に、Balancerの取引手数料は、以下の通りです。

・流動性を供給する利用者(Maker)に関しては手数料無し

・オーダーを出す利用者(Taker)は手数料を支払う

・Takerの手数料はMakerに配分される

「運営企業自体に支払う手数料はない」ということは、DEXでの手数料は無しと言っても良いでしょう。

供給者として流動性を保とうと、誰でもMakerとして任意の数量で市場に参加できる仕組みが整っています。DEXプロトコルによりそれぞれの取引マッチングが実行されています。

プールしておっくだけでも利益が出るため、「AMM(自律的に機能するマーケットメイカー)」と呼ばれています。

以上のようにDeFiに資産を預け、新しくトークンを手に入れたり、金利収入を得ることを「Yield Farming」や「Liquidty Mining」と呼びます。

利用者にプラットフォームを利用する動機を与えることで、これまでのDEXの弱点であった「流動性の欠陥」を解決しようとしています。魅力的な報酬トークンや金利収益によって、今大きな話題性が生まれています。

3-2.板取引形式のDEX(Kyber、Loopring、0x、Strike Network、dYdX、Synthetix)

これらも基本的には取引手数料がありません。(前項で説明したとおり、厳密には存在します。)

さらに、前項と同様、流動性を供給することで、金利収入を得ることもできます。

注文方法は指値(リミット)と逆指値(ストップ)のみで、CEXと比べると見劣りします。

流動性が増加したとはいえ、まだ熟練トレーダーが納得する仕様にDEXはなっていません。

3-3.CEXとDEXのメリット・デメリット、特徴を比較

CEX(集権型取引所) DEX(分散型取引所)
取引数量 1兆円/日(Binanceの場合) 170億/日
Maker ~0.05% 0%
Taker ~0.1% 0.2~0.3%
Funding ~0.375~0.375%(BitMex) ~0.75%(dYdX)
売買注文方法 全て Limit,Stop,Market のみ
担保金率 50%(BitMex) 125~%(dYdX)
活用方法 貸付(Funding)、トレーディング 貸付(AMM)、トレーディング
リスク サーバーダウン、ハッキング、法律の変化 接続先プロトコルリスク、市場の影響
商品 様々 需要とプール規模に応じた商品のみ
上場における審査 取引所ごとのコンプラ基準 ECR-20準拠トークンのみ

4.DEXは初心者には難しい取引所だが、それ以上にメリットが大きい

CEX(従来の国内仮想通貨)とDEXをうまく使い分けることが出来れば、さらに利益を得られることは間違いありません。

特に新規のDeFiトークンとAMM/Liquidity Miningを早期に購入可能な点は、DEXでの戦略で非常に重要なファクターになります。

しかし、非中央集権型の運用であるDEXは、相互監視をユーザーが行うことで成り立っています。

ですので基本的にサポートスタッフはおらず、システムエラーが出た際にも相談することが出来ません。

ですので、DEXはある程度自身で対策できる知識がないと対処できない取引所となります。

DEXの流動性は増えてはいますが、CEX取引所と比べるとまだまだ少ない状況です。

DeFi銘柄を見ると高騰しているものもあり、ついつい手を出したくなるところですが、リスク管理が非常に重要になってきます。

勢いで飛び込み、高値掴みをしてしまったら、数日で50%以上も下落する例も珍しくありません。

日本のCEXである暗号通貨取引所は、しっかりとしたライセンスを取得し、金融庁の規制の下、しっかりと責任を持ちサービス提供を行っています。

ですので、CEXの方が初心者からしてみれば安心して暗号通貨取引ができる環境となります。

国内の暗号通貨取引所はサポートが充実していて、トークンの上場基準があるので、未然に詐欺を回避できる安心感があります。

DEXでの取引をしている方というのは、ブロックチェーンの仕組みや暗号通貨の取り扱いについて、ある程度の知見がある状況です。

ですので、初めて暗号通貨取引に挑戦するという初心者の方は、まずは国内の取引所にて暗号通貨や取引方法などの基礎を身につけることをお勧めします。

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